奈良検定1級の難問
tetsudaブログによると奈良検定の奈良通1級問題で
以下のような難問がだされたようです。
奈良まほろばソムリエ検定2013(第7回)、奈良通1級の解答 私案
(7)奈良県内で明治時代末、アメリカの海軍士官のトンプソンによって発見された生物はどれか。
ア.オオカミ
イ.オオダイガハラサンショウウオ
ウ.オオヤマレンゲ
エ.ヤマトタマムシ
いわゆる「奈良県指定の天然記念物」を問うものですが
http://www.pref.nara.jp/somu-so/jourei/reiki_honbun/k401RG00000910.html
大台ヶ原さんしよう魚
吉野郡川上村 吉野川流域
(川上村)
昭五二・五・二〇教委告示二〇
正解は(イ.)でいいのですが、問題文が難しいですね
内容的にソムリエ級でしょう。
出典は??
WEB上でのデータが存在するのが
お隣の三重県です
赤目滝の入り口にオオサンショウウオセンターがありますね
オオダイガハラサンショウウウオ
県指定天然記念物オオダイガハラサンショウウオ保護管理指針(PDF約3MB)
1.1 生物学的意義
オオダイガハラサンショウウオ(サンショウウオ科,Hynobius boulengeri)は,
明治44(1911)年にアメリカ人のトンプソンにより大台ヶ原で採集され,新種と
して記載された(冨田1990;松井 1996;西川 2004).オオダイガハラサンショ
ウウオは,紀伊半島から九州の中央構造線外帯を中心に分布する小型のサンシ
ョウウオである.日本産の小型サンショウウオの中では大型の種であり,成体
は15cm~20cm ほどになる.成体の体色は一般的に斑紋等のない石板色(濃い青
紫色,黒っぽい青色)で,腹側は淡色で少し赤紫色を帯びる(写真1).一方,幼
生には黒斑が見られる(写真2,松井 1996;内山ら2002;西川 2004,2006).
最近の研究において紀伊半島,四国,九州の個体群はそれぞれ別種である可
能性の高いことが指摘されており,基準産地の大台ケ原のある紀伊半島個体群
こそが分類学的に真のオオダイガハラサンショウウオということになる (図1,
Nishikawa et al 2001;西川2006).三重県は,オオダイガハラサンショウウオ
の北限および東限の生息地にあたること,そして基準産地である大台ケ原の一
部を含むことからも学術的重要性は高いと言える(厳密には基準産地は大台ケ
原の奈良県側).
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出だしの解説の末尾に
(厳密には基準産地は大台ケ原の奈良県側).と
書かれています。
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